このページでは「屋根修理の費用相場は?各屋根工事の費用相場を注意点と共にご紹介!」をご紹介しています。
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屋根修理では費用はなるべく惜しまない!安い屋根工事を行えばかえって損をする?
屋根修理業者選びにおいて、最も気になる項目はやはり「費用」ではないでしょうか?
どんな工事であっても決して安くはないのが屋根工事。
もちろん工事費用は安ければ安い程嬉しいものですが、反面手抜き工事をされてもわかりにくいのが屋根工事でもあります。
せっかく多額の工事費用をかけたのに、手抜き工事によりまたすぐに工事をしなければならない事態になったら大変です。
そうならないためにも、相場より明らかに安い屋根修理業者は避けた方が賢明でしょう。
なぜなら、相場より安い工事価格を提示してくる屋根修理業者は、手抜き工事を前提としている可能性が非常に高いからです。
屋根工事に限ったことではないですが、どんな工事でも適正でしっかりとした工事を行おうとすれば、どうしても最低限必要になる費用が発生します。
そして、最低限必要になる費用に各業者が定める項目が加味され工事費用が決定し、それらの平均値が費用相場となります。
つまり、費用相場を大きく下回るような価格を提示してくるということは、最低限必要になる費用すら満たしておらず、必然的に手抜き工事となるのです。
屋根工事に関しては、屋根修理業者を工事価格の安さだけで決めてしまえば必ず後で痛い目に遭います。
少々高く感じても、施工品質やメンテナンスを考慮し長い目で見れば、必ず費用対効果は良くなるのです。
やっぱり大きいor知名度のある屋根修理業者に頼んだほうが安心?なぜ大手は費用が高いの?
結論から申し上げると、屋根修理に企業としての大きさや知名度は一切関係がありません。
そして、大手リフォーム会社や広告などを多く出している屋根修理業者は総じて工事費用が高額になりがちです。
しかし、費用が高額=しっかりした屋根工事をしてくれる、という訳ではないのです。
大手リフォーム会社や広告などを多く出している屋根修理業者の工事費用が高い理由は、「広告費・営業費」にあります。
テレビCMや新聞広告、チラシなどで知名度を上げ、営業活動を頻繁に行うことで仕事を受注する。
それ自体は悪いことではありませんが、問題はその「広告費・営業費」は皆様がお支払いになる工事費用に上乗せされるという点です。
言わば、皆様に自分たちのことを知ってもらう・認知してもらうための「広告費・営業費」を、皆様ご自身から回収しているのです。
そして、大手リフォーム会社に工事を依頼しても、窓口は大手リフォーム会社の担当になりますが実際に屋根工事を行うのは下請け屋根修理業者です。
実名を出して申し訳ないですが、住友のリフォームさんは利益のほとんどが広告費・営業費で、下請け業者さんを常に安い日当でこきを使い儲けています。
(私自身は住友さんに恨みはないのですが、下請けの職人さんが苦しめられているのはまぎれもない事実です。それで破産してしまった知人の職人さんもいるので、敢えてここに書かせて頂きました。)
大手リフォーム会社や広告などを多く出している屋根修理業者はどこもそのような感じです。
屋根修理業者選びにおいて重要なことは、広告やネームバリューに踊らされず本質を見据えた屋根修理業者選びをすることなのです。
各屋根工事における価格・費用相場について
最後に、各屋根工事における工事費用の相場を見ていきましょう。
屋根工事はどの工法を選択するかで費用が大きく変わります。
どの工事が一番良いか?ではなく、どの工法が最も現在の屋根の状態に適しているか?どの工法が最も皆様のご要望を叶えてくれるか?が重要です。
屋根修理業者にしっかりと屋根を診断してもらい、工事内容・費用の両面で最も適した工法を選びましょう。
部分的な補修工事の費用相場
部分的な補修工事の費用相場は、数万円~30万円程度です。
雨樋修理や瓦の一部補修・差し替えといった工事が該当します。
ただ、その場しのぎで部分的の修理ばかりをしていると、結局一度に屋根全体をリフォームするより高い費用がかかってしまう可能性があります。
屋根修理をする際は、ある程度広い範囲を一度に工事をすることをおすすめします。
部分的な補修工事はあくまでも気休めと考えておいた方が良いでしょう。
屋根葺き替え工事
屋根葺き替え工事の費用相場は、70万円~150万円程度です。
葺き替え工事は屋根を構成している材料を全て剥がし(瓦など屋根材から防水シート、野地板に至るまで全て)、新しいものへと新調する工事です。
ここ京都でも、特に瓦屋根の葺き替え工事ができる職人さんは年々少なくなっています。
葺き替え工事は屋根工事の中でも最も費用も掛かる工事ですので、しっかりと良い屋根修理業者さんを選ぶようにしましょう。
屋根葺き直し工事
屋根葺き直し工事の費用相場は、70万円~100万円程度です。
葺き替え工事と違い、屋根材は再利用する工法となります。
その分新しい屋根材にかかる費用や古い屋根材の撤去・処分費用が発生しないため、屋根葺き直し工事と比較して費用を抑えることが可能です。
ただし、どんな屋根にも葺き直しが行える訳ではないので注意が必要です。
瓦の老朽化が進んでいない場合はこの葺き直し工事で屋根リフォームを済ませる方もおられますが、せっかく大掛かりな屋根工事をするなら葺き替え工事を選ぶ方がメリットが大きいように思います。
屋根カバー工法
屋根カバー工法の費用相場は、50万円~120万円程度です。
葺き替え工事と比較しても費用が安く、雨漏り修理にも対応できる工事のため最近人気の工事です。
ただし、瓦屋根にはこのカバー工法は施工できないので注意が必要です。
また、屋根が二重構造になり屋根全体が重たくなってしまうので、耐震性が気になる方にはあまりおすすめできない工法となります。
各屋根工事における費用相場は上記のようになります。
どの工法を選んだとしても、決して安い買い物ではありません。
しかし、屋根は大切な住まいを守る重要な箇所であり、お金を掛けてあげる必要も意味も十分にあります。
ただし、損やトラブル、手抜き工事を避けるためにも、屋根修理業者選びはじっくり慎重に行ってください。