雨漏り修理は自分でできるの？雨漏り修理の手順について

雨漏り修理の手順は？自分でできるの？

雨漏りが発生したときは皆さんびっくりされるものです。
匂うし部屋は濡れるし、大事な衣類や家財が濡れてしまうことも…。

そこで「余計なお金を使いたくない」という思いから自分で雨漏り修理をしてしまう方が多いのも事実です。
しかし、ご自身で雨漏り修理を行うことは、一時的な対策にはなるかもしれませんが、根本的な解決には至りません。
結果としてその場限りの対策ばかりを続けていても、長い目で見れば建物の根本部分で浸食は広がっていきます。

雨漏り修理は数ある屋根工事の中でも特に経験と知識を必要とする作業です。
また、雨漏りは原因箇所が一箇所だけではないというケースも多く、一般の方が雨漏りの原因を的確に探し当てるのは困難と言えるでしょう。

雨漏りが発生したらご自身で何とかしようとせず、早めに屋根修理業者に問い合わせすることをお勧めします。
屋根修理業者はまず雨漏りの調査を行い発生箇所とその原因を特定しますが、調査には大きく分けて4つの方法があります。

①目視確認

「調査は無料！」と書いてある屋根修理業者のほとんどがこちらの調査を行います。
ベテランの屋根職人が担当してくれれば、ほとんどの場合原因箇所を見つけてくれます。
ただ、経験の浅い方が担当になれば、もしかすると適当な判断、間違った判断をされるかもしれません。

②散水検査

シャワーホースなどを用いて原因箇所と思われるところに散水し、雨漏れが起こるかを確認します。
屋根の形状や原因箇所の場所によっては足場を組まないといけないので、その場合は費用がかさみます。
費用相場は安くて3万円から、高くて20万円程度です。
台風や地震などの大きな被害によって起きた再現困難な雨漏りに対してはこの検査は不向きです。

③赤外線を使う発光液調査

複数箇所に雨漏りが発生していると考えられる場合に用いられる調査方法です。
雨漏りが発生していると考えられる箇所に特殊な発光塗料を塗布していき、屋根裏から紫外線をあてて調査します。
浸水していると塗料が発光するため、原因をしっかり的確に判断できます。
費用は安くて10万円から。高くて25万円程度です

④赤外線サーモグラフィー調査

湿度の変化によって雨漏りの箇所を特定します。
散水調査とセットで施されることがほとんどで、費用は20～40万円程度かかりますが精度が非常に高い調査方法となります。

以上4つの調査方法をご紹介しました。
ご覧いただいたように雨漏り診断は一般の方では対応が難しく、比較的容易にできそうな目視確認であっても経験や知識を必要とします。
費用を抑えたいと考える方も多いかと思いますが、雨漏りが発生したらしっかりと屋根修理業者に診てもらい必要な工事をしてもらう。
それが後々の大きなトラブル、さらなる出費を抑えることに繋がります。