このページでは「天井から水が?!天井からの雨漏りの原因は?」をご紹介しています。
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天井から水が?天井からの雨漏りの原因は?
雨漏りによく気付く事例として、急に天井から水が落ちてきた…というケースは多いです。
屋根や天井の劣化は気にはなっていたものの、そのままにしていたところついに雨漏りが…、ということですね。
天井から水が落ちてくる状況まで症状が進んでしまうと、大量の水が建物内部へ侵入していると疑っていいでしょう。
天井からいきなり水が落ちてくると、「天井がダメなのか?」と多くの方が考えます。
しかし、直接天井から雨漏りが発生することは98%くらいの確率で“無い”というのが屋根の専門家の見方です。
残りの2%として考えられる原因は、
・建物の構造上、建物内部に樋が設置されている
・二階に風呂や洗面台が設置されていて、天井の上に水回りの配管が通っている
といった建物の構造上の問題になります。
天井から雨漏り・水漏れが起こっている場合、天井ではなく建物のもっと外側、屋根や外壁で何かしらのトラブルが起きている疑ってほぼ間違いありません。
屋根のトラブルで考えられる雨漏りの原因について
屋根にトラブルが発生したことによって雨漏りが起こった場合に考えられる主な原因は、
・屋根材の劣化・風化
・屋根の隙間を埋めているシーリング剤の劣化
・屋根材の下に敷いてある防水シートの劣化
などが考えられます。
また、通常屋根材の下には防水シートが敷かれていますが、築年数の古い家では防水シート自体が敷かれていない場合もあります。
この場合は、防水シートの設置も含めて屋根修理業者に雨漏り修理を依頼することになります。
さらに、地震や強風など自然災害が原因で屋根材がズレてしまい、その隙間から雨漏りが発生するケースもあります。
ズレについてはその部分のみを修理してしまえば雨漏りを防ぐことができます。
ただし、必ずしも原因はそこだけとは限らないので、一度しっかり屋根修理業者に診てもらうことが大切になってきます。
外壁のトラブルで考えられる雨漏りの原因について
屋根にトラブルが発生したことによって雨漏りが起こった場合に考えられる主な原因は、
・外壁塗膜の劣化による防水機能の低下
・外壁材の隙間を埋めているシーリング剤の劣化
などが考えられます。
外壁塗装にはシリコン塗料やフッ素塗料など様々な種類がありますが、耐用年数はシリコン塗料が12〜15年、フッ素塗料は15〜20年と長くて20年程度までです。
塗膜が劣化すると塗料に含まれる防水機能が低下してしまい、紫外線や降り注ぐ雨に対して無防備な状態になってしまいます。
そうなると外壁材自体が傷んでしまい、小さなヒビ割れが発生しそこから雨水の侵入を許すことになってしまうのです。
屋根工事のように直接屋根を触ったりしないので、意外と見過ごされがちになるのが外壁塗装です。
しかし、屋根と同じく塗装は建物を自然環境から守るために非常に重要な項目なので、耐用年数を迎える前に一度専門業者に診断をしてもらった方が良いでしょう。